- 2019-09-08 Sun 19:24:03
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8月はオーストラリア人の写真家 ANNA CAREY(アンナ・キャリー)の日本初個展を開催しました。
今回発表された一連の作品は、全て本人が作った建造物の模型を共に、あらゆる場所に赴き、原風景を背景に被写体を拡大して捉えることで「虚」と「実」の曖昧さを伝える。創出された静寂と沈思の空間は、現実と白昼夢の狭間で漂う人々のイマジネーションを再び目覚めさせることを目的とする。
来場したお客様は数分、人によっては最後までそれが模型であることに気付かない。我々が普段視覚から得る情報は、我々の都合で編集し、記憶というフォルダに蔵うか削除している。
アンナが創る建造物やその空間はとても明るくて、前向きな雰囲気をもつ廃墟だったりする、その色彩から得る情報が我々の記憶と結びついた時、視覚以外の、臭覚、聴覚、触覚などを呼び覚ますキッカケとなる。鑑賞した来場者はきっと小さなファンタジーを見つけて持ち帰ったに違いない。

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